シンプルな空間に優雅さを添える暖かい光のデザイン

2016年2月20日、そのときどきの気分に合わせて、ファッションを自分の感性で自由に楽しむ、大人の女性のための「ラグジュアリー」×「リーズナブル」なスタイルを提案するセレクト・ショップ「pure PONY(ピュアポニー)」ディアモール大阪店がリニューアルオープン致しました。私たちは、店舗デザインを担当させて頂きました。
インポートブランドはじめ、話題のドメスティックブランドも多数取り扱われており、質感・デザインの上質な商品が並びます。これら店内に並べられる個性的な商品の特徴をより際立たせて見せるため、店内にはかたちや色による「意匠」をできる限り無くし、光の美しさで空間をまとめました。特に、地下街の商業施設の区画でありながら、天井高さが4.2メートルのエリアもあり、その空間的特徴も活かした空間デザインとしました。店内内装に使う色は、白と黒のみに統一。シックでミニマム、モードな空間とし、ハイファッションの商品が映えるシーンを創りました。このクールなモノトーンに、色温度の低い温かみのある光のデザインを加えることにより、緊張感あるシンプルな空間に優しい表情を加え、居心地の良いリュクスなムードにまとめました。壁の隙間から溢れる光、天井から壁に掛かる光、足元からのアッパーライト、壁にリズミカルに掛かるダウンライトの光など、様々な表情の光が空間を包み込み、空間で使用されている素材の豊かなテクスチャーを強調しています。特に天井高の高いエリアでは、ハンガーパイプを支える様に天井から降りる細い角パイプの裏に間接照明を仕込み、縦ラインの柔らかい光の連続で空間を包み込みました。縦方向の華奢なフレームとその裏からの縦の光の連続により、空間の高さ=縦方向の長さがより強調され、地下街とは思えない開放的で伸びやかな空間となりました。もちろん、商品へは、きちんとダウンスポットの照明器具で狙い、商品それぞれの色や素材感がしっかり分かるように配慮しています。このように、ミニマムで緊張感のある空間に、柔らかい印象の色温度の低い間接照明を多用することにより、優雅で贅沢な雰囲気を作っています。アパレル空間では、商品MDが個性的な場合、その舞台となる店舗はシンプルであればよりそのモード感を強調できます。その際、お客様の居心地の良さをスポイルしない様、十分な配慮がデザインに必要かと考えます。ショップごとのブランドイメージや商品イメージに合わせて、デザインを提案する。空間デザインは、その店ごとのオートクチュールなのです。

pure PONY(ピュアポニー)
大阪市北区梅田1丁目ディアモール大阪 ファッショナブルストリート
TEL:06-6348-4678
営業時間:10:00~21:00
クライアント:スウィング

区画面積:92.02㎡(stock:6.14㎡)
Photo:山田誠良

施工:スタジオサラサ

協力
照明計画:フジコー 多田優子
(敬称略)

店舗設計:JA laboratory 東潤一郎 椎野永稔

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