モダンでラグジュアリーな和カフェ

山陰エリアで成長を続けている呉服店和想館が運営するブックカフェです。CAFE186は、和想館のサロンとして、また単独のカフェとして和想館のお客様以外の方にご利用頂き、きものに少しでも興味を持って頂けるきっかけの場所となることを目的としています。2016年8月にオープンしたCAFE186(カフェイチハチロク)松江店は、松江市の新しい開発エリア大庭に位置する路面店舗で、和想館松江店に併設されています。弊社は、建築デザイン・店舗デザイン・店舗設計を担当させて頂きました。建築は、木造2階建で、和想館の入るブロックを前面駐車場の奥に、カフェのブロックを手前に伸ばし、L型のレイアウトとし、カフェだけの利用の方が入りやすい様に分離しています。カフェエリアは、荻野景観設計の自然樹形を活かした庭に包まれており、駐車所や歩道から程よく区切られています。その庭を通ってカフェへの入店が可能です。店内レイアウトは、本棚をフロアの中心に連続して設置し、空間を心地よく区切っています。サッシュ側の席は背後を気にせずより開放的に庭を楽しめ、奥のベンチシート席はより奥まった落ち着いた雰囲気になっており、連続する本棚で緩やかに区切ることにより、それぞれの席を感じながらその違いが感覚として分かりやすくなっています。これは、「次はあちらに座りたい。」というリピートの動機となることも狙っています。ドリンクのサービスを行うオープンキッチンのカウンターにはカウンター席も用意しています。このカウンターには、炉も用意され、お茶のお点前をサービスすることが可能です。このカウンターをお点前畳とし、カフェ空間全体を「茶室」と見立て、貴人畳に当たるベンチシート席の壁に、掛け軸やアートを飾る床の間的なカラーパネルを設置しています。合わせて、本格的なお茶会に対応した数寄屋造の茶室もカウンター横に用意しています。店内は、空間全体のカラーを黒とナチュラルな木で統一し、和風な意匠はありませんが、和を感じる空間としています。黒の部分には、アーチストにより黒染めされた鉄板、レザー、つや消しの黒塗装など、それぞれの素材感を活かした様々な黒色を織り交ぜ、和の特徴である「素の美」を表現しています。建築の特徴である片流れの大屋根の形状を活かし、昼間は大サッシュからの自然光、夜は躯体の木梁からのアッパーライトにより、空間全体を包む光が時間と共に表情を大きく変えて見せます。敢えて、呉服店和想館と違うデザインコンセプトとし、和想館と相まって、和想館の新しい和の世界観の広がりを感じられる空間となる様、デザインをまとめています。

CAFE186(カフェイチハチロク) 松江店
島根県松江市大庭1809-5
TEL:06-6770-5770
オープン日:2016年8月1日
営業時間 平日:11:00~19:00
定休日:水曜日

クライアント:和想

床面積:
Photo:山田誠良

施工:ジューケン

協力
建築設計:Y’s design建築設計室
照明計画:MAXRAY 伊藤賢二
(敬称略)

建築デザイン:JA laboratory 東潤一郎 椎野永稔
店舗設計

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